IFA NEXT は、CESやMWCなど、海外で開催される大規模なエレクトロニクス関連のイベントも、最近は多くのスタートアップを集めている。ただ、IFA NEXTは黒物・白物家電のエッセンスを備えたり、それらの家電と連携したりすることで生活を豊かにするデバイスやサービスが多く出展されていたように感じた。
AIコンシェルジュで好みのコーヒーを
地元ドイツ・ベルリンのスタートアップ、BONAVERDEが出展していたのはコーヒー豆を焙煎して、挽いてから淹れるまでをワンストップでこなしてしまうフルオートのコーヒーメーカー「Berlin」だ。
全45種類を販売するコーヒー豆はパッケージにバーコードが貼られていて、そこにはお薦めの焙煎からグラインド、ドリップまでのレシピが登録されている。これをコーヒーメーカーに読み込ませてパッケージをセットすると、約17分でポットがおいしいコーヒーで満たされる仕組みだ。
このフルオートのプロセスを味気なく感じるという人のために、AI化されたコーヒーコンシェルジュとFacebookメッセンジャーでチャットをしながら、より好みに近い味にカスタマイズされたコーヒーを淹れられるユニークな機能も搭載する。
タブレットやスマホからコーヒーの濃さ、香りの好みなどコンシェルジュの質問に答えていくと、好みに合うレシピが完成。これをコーヒーマシンが読み込んでユーザーのテイストに合わせた味を引き出す。
Berlinは現在同社の直販サイトで販売中。価格は799ユーロ(約10万円)となっている。スタッフにたずねたところ日本で取り扱う代理店はまだないそうだ。
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