2018年9月13日、アップルはiPhoneの新製品として、5.8インチの有機ELディスプレーを搭載する「iPhone XS」(以下XS)、6.5インチ有機EL搭載の「iPhone XS Max」(以下XS Max)、6.1インチIPS液晶搭載の「iPhone XR」(以下XR)の3モデルを発表した。すでに速報が掲載されているので、ここでは“新型iPhoneは買いなのか?”というテーマに絞って見ていこう。

5.8型のiPhone XS(右)と6.5型のiPhone XS Max(左)
5.8型のiPhone XS(右)と6.5型のiPhone XS Max(左)
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6.1型IPS液晶搭載のiPhone XR
6.1型IPS液晶搭載のiPhone XR
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 まず大前提から。XSとXS Maxは有機ELを搭載した上位モデルで、XRはIPS液晶を搭載した標準モデルという位置づけだ。XSとXS Maxはデュアルカメラ搭載で、XRがシングルカメラという大きな違いもある。全機種に最新プロセッサー「A12 Bionic」が採用されており、またディスプレー上部にはノッチ(切り欠き)が設けられ、顔認証システム「Face ID」が内蔵されている。

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