目鼻を簡略化したマネキンの何倍も関心を引く

七彩の商品本部長を務める一ノ瀬秀也氏
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 さて、ここから本題だ。従来型とは一線を画す新型マネキンの開発の背景にあるのは、マネキン販売のチャンスを失っていくことへの危機感が大きい。七彩のマネキン事業(レンタルと販売)の売上高は20年前に比べ、半減したという。

 eコマースの割合が増え、実店舗での売り上げは縮小傾向にある。特にアパレルの小売業は厳しい。販売促進にマネキンを使うこと自体、経費削減で削られやすい。マーケットの縮小に加え、安価な輸入品が増えたのも要因にある。

 商品本部長を務める一ノ瀬秀也氏は開発の動機について、「新しい役割をマネキンに持たせることはできないか、こんなものがあったら使ってもらえるんじゃないかーー、そんな思いから次世代に向けたマネキンを自分たちで考え出した」と語る。

 こうして実現したのが、早稲田大学メディアデザイン研究所との共同開発から生まれたプロトタイプ(2016年12月発売)以降、「IMP(Interactive Mannequins Performance)シリーズ」の名称で展開する七彩の進化系マネキンだ。

 IMPマネキンは現段階で大きく分けて、「単方向型」「双方向型」「データ収集型」の3つのタイプがある。順に見て行こう。

※本記事の写真と動画は、一部を除き、「第3回広告宣伝EXPO夏」(2018年7月4~6日、東京ビッグサイト)に出展した七彩のブースで撮影しました。