インパクトが強すぎる商品名とパッケージ

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 同社では、新製品の開発から発売までに2年半くらいの時間をかけるのだという。しかしこのマスクは、2015年夏に開発をスタートしてから約1年で発売にこぎつけた。

 「2016年6月頭に社内で発表しましたが、その時にはまだ会社からの最終承認が取れていませんでした。見本品もできていなくて、パッケージも途中、商品名だけが決まっている状態でした」(池田課長)。承認が取れたのは、発表が終わった6月中旬。同社では異例のことだったようだ。

 ちなみに、商品名は新規開発課のスタッフで毎週のようにミーティングを行い、最終的に絞られた50案の中から決まった。「『不快臭カットマスク』というネーミングが次点でした」(角さん)。

 商品名に負けず劣らず、パッケージのインパクトも強い。「イラストにすることは最初から決めていました。オフィス、電車の中、人ゴミを想定したイラストをいくつも出して、一番分かりやすかった電車の中に決めました」(角さん)

 実際に電車の中で使用してみた。一般的な使い捨てマスクよりも少しゴワゴワ、シャリシャリとした感触があるが、着けてみると意外と違和感はなくフィットする。さらに通常のマスクよりも周囲のニオイを感じなかった。

 初期生産量は約8万枚と少なめ。2016年9月12日に全国で一斉に発売された。「インパクトは負けないと思いますが、インパクトが強すぎて手に取ってもらえるかどうかが心配ですね」(池田課長)。

 たしかに、手に取るのは少し勇気がいりそうだ。さらに目の前でこのパッケージを開けられたらショックだろう。しかし、「あえて目の前で開けることで悪臭に気づいてもらうという使い道もある」(池田課長)とも。

(文/広瀬敬代 編集/日経トレンディネット

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