大きなゴキブリも、天井の虫も、
触らず捕獲できる「虫虫ゲッター」

 バキューム系は総じて、小さな虫しか捕獲できない。ゴキブリなどの大きな虫を触らず捕獲できるツールはないかと探して見つけたのが、長いスティックの先端が二重構造のブラシになっている「虫虫ゲッター」。製造販売は、70年以上にわたって作業工具・農園芸刃物を製造している高芝ギムネ製作所(兵庫県三木市)だ。園芸刃物研ぎの店頭実演販売をしているとき、ブドウ農家から「ブドウに付く毛虫を捕獲するとき、毛虫がつぶれると汁が付いて売れなくなる」という悩みを聞き、開発した道具だという。

 ハンドルを握るとブラシが開き、力をゆるめるとブラシが閉じるシンプルな仕組みだが、工夫したのは先端のブラシ部分。毛虫をつぶさずソフトにつかめ、しかもしっかりとキャッチできるよう、内側は爪のついた太い毛、外側は細い丸い毛になっている。当初は農業・園芸用に開発したが、社内の女性スタッフの「家庭用としても売れそう」という意見から、女性にも受けそうなパッケージにして販売している。

 使ってみると、大型のゴキブリなどかなり大きな虫から小さな虫まで、どんなサイズの虫もしっかりキャッチできるのに感動。最近の殺虫剤は安全性を重視し、ゴキブリに冷気に当てて動けなくするタイプのものが多いので、そうしたゴキブリを捨てるときにも便利だった。

 特に便利だと感じたのが、天井の照明器具に集まる虫を捕まえることができること。発売は6年前だが、アジア地区の輸出も含めて12万本ほど売れているそうだ。セミ・バッタを捕まえる子ども用の「ムシムシゲッターBoys」もあり、「虫取り網より断然捕まえやすい」と大好評だという。

「虫虫ゲッター(捕獲練習用虫ダミー付き」(オープン価格/実勢売価は税込み1380円~1880円)
「虫虫ゲッター(捕獲練習用虫ダミー付き」(オープン価格/実勢売価は税込み1380円~1880円)
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ハンドルを握るとブラシが開き、虫をキャッチ
ハンドルを握るとブラシが開き、虫をキャッチ
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力をゆるめるとブラシが閉じて虫を捕獲
力をゆるめるとブラシが閉じて虫を捕獲
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ブラシ部分の内側は爪のついた太い毛、外側は細い丸い毛になっている
ブラシ部分の内側は爪のついた太い毛、外側は細い丸い毛になっている
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高いところにいる虫も捕獲できる
高いところにいる虫も捕獲できる
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毛虫やゴキブリだけでなく、ムカデ、トカゲ、ヤモリ、クモなども捕獲でき、落ちているタバコの吸殻や、つまようじなどの細かいものもキャッチできる。カメムシがよく出る温泉地から「カメムシはつぶすと異臭を放つが、つぶさずに捕まえられるので助かる」と感謝されたこともあるという
毛虫やゴキブリだけでなく、ムカデ、トカゲ、ヤモリ、クモなども捕獲でき、落ちているタバコの吸殻や、つまようじなどの細かいものもキャッチできる。カメムシがよく出る温泉地から「カメムシはつぶすと異臭を放つが、つぶさずに捕まえられるので助かる」と感謝されたこともあるという
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