ネットオークションやフリマアプリにはない
「安心」が得られる
昨今、中古カメラを入手する手段は増えている。古くから個人間売買として定番的な存在の「Yahoo!オークション」をはじめとするインターネットオークションに加え、昨今では「メルカリ」などのフリマアプリも人気を集めている。それらの個人間売買ならば、中古カメラ店より安く入手できるケースも多いが、あえて中古カメラ店を選ぶべき理由は何だろうか?
中古カメラ店のメリットは、販売しているカメラの現物を展示しており、購入する前に外観や付属品の状態が実際に確かめられること。希望すれば、ショーケース内に展示しているカメラを出してもらい、実際に操作や撮影をして動作や感触を確認できる。カメラに付着した匂いまでも確認できるので、タバコのニオイが苦手…という人も安心だ。実際に品物が来るまで現物を目にすることができず、いざ届いてみたら説明と違う…といったトラブルが決して少なくないインターネットオークションやフリマアプリとは異なり、現物を見て触って納得してから購入できる。
安心して使える点も、中古カメラ店の大きな魅力といえる。中古カメラ店では、一定期間の保証を付けているところがほとんどで、購入後に不具合が見つかった場合も連絡すれば対応してくれる。特にマップカメラは保証が充実しており、ジャンク品などの一部を除けば最長12カ月もの保証を設けている。「保証内容も、新品時のメーカー保証とほぼ同じですので、万が一壊れても中古だから…という諦めは不要です」と吉岡氏は胸を張る。保証期間や保証内容はショップによって異なるので、なるべく条件のよいショップで購入するのも中古カメラの賢い買い方だといえる。
さらに、中古カメラ店によっては、前のユーザーが使用していた別売のアクセサリーをバラさずにそのまま付けて販売するところもある。カメラ本体なら予備のバッテリーやバッテリーグリップ、ケースなど、交換レンズの場合は保護フィルターやレンズフードなどが付属することが多い。アクセサリーのプラスアルファは販売価格に大きく上乗せされず、別途購入するよりもお得な場合がほとんど。すべての中古品に当てはまるわけではないが、宝探し的な要素として中古品選びの際は気にしておくとよいだろう。
※マップカメラでの商品コンディションの表記 | |||
新同品 | ほとんど使用されていない、新品同様のきれいな中古品 | ||
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美品 | 多少の使用があるものの、外観のきれいな中古品 | ||
良品 | 通常使用されている程度良好な中古品 | ||
並品 | 外観はきれいではないものの、使用上問題のない中古品 | ||
難有品 | 一部に不具合や機能的な制限があるワケありの中古品 | ||
ジャンク品 | 壊れていて使用できないものや、動作確認ができない中古品 |
今回取材に訪れた中古カメラ店「マップカメラ」
マップカメラは新宿駅西口の“カメラ激戦区”に店舗を構えるショップ。国内外の中古および新品のカメラや交換レンズを多数取りそろえており、同店のWebサイトではインターネットでの販売に力を入れている。中古商品の保証期間も最長12カ月とするなど、保証体制も充実している。
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