秋の行楽シーズンが到来し、デジカメの新調を考えている人もいるだろう。ただ、昨今のデジカメは画質や性能を高めたものが多く、新品はなかなか手が出せない価格になっている。そこで注目したいのが、中古のカメラやレンズだ。新品と比べて安く手に入ることが評価され、「自分はもっぱら中古カメラを選ぶ」という根強いファンも多い。
だが、中古というと「どこか壊れているのでは?」「きたないイメージがある」「昔の古いカメラばかりで、新しいカメラはない」といったネガティブなイメージを持つ人も多い。古くから中古カメラ店を愛用してきた筆者に言わせてもらえば、そのような考えは実態を反映しておらず、実にもったいない!
確かに、中古カメラの世界は玉石混淆だ。作られてから半世紀以上も経つオールドカメラから、どこかに問題があり修理しても使えないジャンク品も存在する。もっとも、このような中古品はカメラに詳しいコレクターやマニア向けであり、一般ユーザーは無視してもよい。
逆に注目したいのが、中古品といっても新品に近いピカピカなカメラやレンズもたくさん並んでいること。量販店の店頭で新品が売られている現行のデジカメも、中古カメラ店には多く並んでいる。販売が始まったばかりの新製品が並ぶことも珍しくないのだ。
そこで、中古カメラの魅力や選び方、購入の際の注意点など、基本的な点をまとめて紹介していきたい。
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