ラベルを読み取って最適な温度で冷やす酒クーラー!?

  内覧会では3階のパナソニックによるコラボレーションスペース「Loft」で、開発中の商品などを先行で公開していた。ボトルを入れるとラベルの情報を読み取り、最適な温度に冷やす「SAKE COOLER」や、どこでもニュースが読めるサービスのコンセプトモデルなど、未来を感じさせる面白い商品が多かった。

 秋にオープン予定の 1階のカフェに期待されている役割は、プロジェクトチームのメンバーと渋谷を歩く人をつなぐことだという。カフェ・カンパニーの楠本修二郎代表は、「カフェとはコミュニケーションをつくり、新しいアイデアを創発するのが究極の役割だと考えている。カフェがあることで生活者との交わりが生まれ、新しい化学反応を引き起こすことができるのでは」と言う。

 渋谷区では2016年、従来の区の基本構想(区の将来像)「創意あふれる生活文化都市 渋谷-自然と文化 とやすらぎのまち-」を20年ぶりに改訂。「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」とし、それに基づいて2017年から2026年までの長期基本計画を発表している。「社会的な課題は、行政だけでは解決できないものも多い。多くのものを越えて混じり合う100BANCHが、さまざまな課題を解決するアイデアを企(たくら)む場所となってほしい。この場所が『ちがいを ちからに 変える街。渋谷区』を代表する場所になるよう、みんなで大成功に導きたい」(長谷部健 渋谷区長)。

3階のパナソニックによるコラボレーションスペース「Loft」では開発中の商品などを先行で公開していた。写真の「SAKE COOLER」は、日本酒やワインのボトルを入れると、内蔵されているカメラがラベルを読み取り、最適な温度に冷やす。モニターに生産者などの情報が表示され、テーブルを囲んでいる人と酒の情報を共有できる
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どこでも自然な形で欲しいニュースが読めるサービスのコンセプトモデル「Space Media」。スポットライトのようなプロジェクター「Space Player」と、スマートフォンをかざすだけで情報を読み取ることができるサービス「LinkRay」、状況に合わせて最適なニュースや情報を提供する「Media Engine」を組み合わせた、日本経済新聞とパナソニック有志グループによる実証実験
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パナソニックが2017年6月から開始したコーヒーサービス事業「The Roast(ザ・ロースト)」のセット。生豆に合わせてプロの焙煎士作成した焙煎プロファイルをスマートフォンの専用アプリからダウンロードすれば、焙煎機が自動的に焙煎する。「スマートコーヒー焙煎機」(10万円)、生豆パック3種セット(月5500円)~
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左から、ロフトワークの林千晶代表、パナソニックのコーポレート戦略本部 経営企画部 村瀬恭通部長、カフェ・カンパニーの楠本修二郎代表
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「渋谷を代表する場所になって欲しい」と期待を寄せる長谷部健渋谷区長
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(文/桑原恵美子)

日経トレンディネット 2017年8月23日付の記事を転載]