【ポイント2】ポケモンGOにはどうしてアンチが多いのか

 「ポケモンGO」ほど、一瞬でアンチが盛り上がったゲームはこれまでになかっただろう。各種メディアで“歩きスマホ”などの問題が大きく取り上げられたが、個人的には自己責任だと思う。確かに「ポケモンGO」には歩きスマホを助長する側面もある。だが、それは「Googleマップ」で行き先を調べているときだって同じだ。要するに、人に迷惑をかけないように使えばいいだけの話だし、それは人に言われるまでもないマナーだ。

 これだけ悪い意味で話題になったのは、あらゆる場所でスマホを片手にうろうろする人が現れたからだろう。海外では事故が起こったり、立ち入り禁止エリアに入ってトラブルになったりしたというニュースも流れた。ただ、既に、そんな人たちは減っているので特に問題とは感じない。

 実際にプレーしてみて問題に感じたのは“地域格差”だ。僕の自宅と事務所は大田区の住宅街にあるのだが、周囲にはほとんどポケモンがいない。近所を30分ほど散歩して、1匹出会えるかどうかといったあんばいだ。ところが都心に出掛けると、驚くほどたくさんのポケモンが出現する。この差は信じられないほど大きい。

 しかも、アイテムが手に入る「ポケストップ」は、駅や公園など、何かしらのランドマークに設定されている。都心部を離れるほどにポケストップの数は減り、アイテムを入手するのも大変になる。

 地方に住んでいる人が都心部の様子を知って頭にくる気持ちはよく分かる。というよりも、楽しくなくてやめてしまうと思う。人口密度に比例してポケモンが出現しやすくなるのは理解できるが、現時点のシステムでは地域格差が大きすぎて不公平だ。

歩きスマホに対する警告が表示されるようになっている
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都内といっても住宅街にはポケモンがほとんどいない
都内といっても住宅街にはポケモンがほとんどいない
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