家庭用振動マシンとの違いは振動回数と揺れ

 フジ医療器の大出健太郎氏によると、最新の業務用振動マシンと一般的に販売されている家庭用振動マシンとの最大の違いは、振動回数と揺れにあるとのこと。家庭用振動マシンが15Hz(1秒間に振動する回数)前後で振動するのに対し、業務用のほとんどは30Hz以上だ。ちなみにDT-C1000は、振動回数を3.0Hzから60.0Hzまで0.1Hz単位で調節することが可能で、振動強度(ステップが上下する幅)も99段階となっている。このあたりの設定の細かさも業務用レベルと言っていい。

ポージングアシストバーは、設定用のタッチパネル液晶を搭載。振動回数、振動強度は手動でも設定できる
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 さらに、振動を発生させる動きにも特徴があると大出氏。家庭用振動マシンはステップ板をシーソーのように揺らし、その揺れに逆らってユーザーが踏ん張ることで筋肉に刺激を与える。だが、その揺れが原因で“酔う”ユーザーも多く、筋力が落ちてきたシニア世代には関節などに負担がかかりすぎることもあるらしい。一方、上下振動が特徴であるDT-C1000はマシン酔いが起こりにくく、関節などへの負担も小さいという。

フジ医療器 マッサージ機器事業部 マッサージ機企画担当ユニット長の大出健太郎氏。30kg以上の人を検知しないと動作しないようにする加重センサーや人感センサーなど、安全設計にもこだわっているとのこと
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 筆者は家電ライターという職業柄、いくつもの家庭用振動マシンを体験してきたが、DT-C1000の振動は、それらとは全く別物だと感じた。興味深いのは、振動数を上げれば上げるほど、振動を感じにくくなること。最大の60Hzでは、軽くしびれるような感覚はあるものの「これ、本当に動いてるの?」と思うほどだった。動作音も振動数が上がるほど静かになるので、利用しながらテレビを見たり、音楽を聴いたりもできそうだ。