新しい取り組みとして注目できるのが、プレー料金に柔軟性を持たせることだ。開発責任者を務めるタイトーの川島健太郎氏は「一律に1プレー100円や200円といった料金体系ではなく、定期券のように一定期間はコインなしでプレーできる、といった柔軟な料金体系も検討している」と述べた。携帯キャリア決済での支払いが可能になれば、プレーヤーの裾野が広がりそうだ。
同名のスマホ用ゲームアプリも用意する。ゲーム内容はパズルで電車運転とはまったく関係ないが、スマホとアーケードゲームの連携機能を持たせるという。連携の内容は未定とのことだが、アプリで好成績を残すと1ゲーム無料などの特典が用意され、アミューズメント施設への誘導を図る可能性もある。
「復活してほしいアーケードゲーム」のアンケートで常に1位を獲得してきたという名作「電車でGO!」。知名度の高いビッグタイトルが満を持して復活し、料金面でもプレーしやすくなる工夫が盛り込まれるとみられ、低迷に苦しむアミューズメント施設の復活を狙う。
(文/磯 修=日経トレンディネット)
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