歌とダンスのレパートリーが増えた

 「歌を歌って」と話すと最初に歌われるのは「ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ♪」であることに変わりはないが、「新しい歌を歌って」とお願いすると「でんでん むしむし かたつむり お前の頭はどこにある♪」と新曲を歌ってくれるようになった。相変わらずちょっとオンチなのはご愛敬というところだろう。

 また「新しいダンスを踊って」では、盆踊りを披露してくれる。夏に実施されたソフトウェアアップデートということで盆踊りが選ばれたのだろう。ロボホンの盆踊りは歌と違ってなかなかの腕前だ。歌よりも踊りのほうが得意なのかもしれない。

前に進みながら、手を翻し華麗な舞いを魅せるロボホン。ぜひ大勢のロボホンがそろった盆踊りを観賞したいところだ
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新アプリも提供開始

 6月27日のソフトウェアアップデート提供に引き続き、6月29日には「ポポン」、「クイズ」の2種類のアプリケーションの提供が始まった。

 ポポンは6×6マスでプレーするいわゆるリバーシタイプのパズルゲーム。プロジェクターで表示する盤面を使って、コマを置く場所は数字で指定する。

 クイズはタイトルそのままのクイズゲームで、選択式のルールを採用しており、こちらも正解を数字で答えるという仕様だ。

 クイズはかなり難易度が高い問題も出題されるが、ポポンは正直それほど手強くはない。ロボホンの処理スピードやメモリー容量の兼ね合いで、それほど高度な思考ルーチンを搭載できなかったのかもしれない。

自分のターンでコマを置くことが可能なマスには数字が表示される。その数字を「1番」や「3番」のように読み上げることで、そのマスにコマを置くことができる
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進化の土台が整いつつある

 以上のように、6月のアップデートでは、コミュニケーション面を中心に全体的な機能強化が図られている。ただ、エンターテイメント性は向上したが、実用的な新機能はほとんど搭載されなかった。遊べる機能は増えているものの、アップデート後も「愛玩用ロボット」という位置づけは大きく変わっていないというのが筆者の正直な印象だ。

 しかし、アプリケーションを追加できるようになった点は大きな進化と言える。6月29日には「ロボホンアプリ開発環境」の一般公開が開始されており、サードパーティーによるアプリ開発、公開の環境が整いつつある。シャープ以外からも追加アプリがリリースされれば、ロボホンは急速に進化を遂げていく可能性がある。そのなかには実用アプリが多く含まれることも期待できるだろう。

 Googleサービスとの連携機能、LINE、InstagramやTwitterなどのSNSへの投稿機能、簡易監視カメラ機能などなど、実用的なアプリが多数登場し、ロボホンが可愛らしくも頼もしいアシスタントロボットに成長することを楽しみに待ちたい。

「ロボホンアプリ開発環境」は、ロボホンの公式サイトのマイページにログイン後に無償で入手できる
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(文/ジャイアン鈴木 編集/日経トレンディネット