時刻は常に表示されるものの……

 ここからは、各機能の使い勝手を詳しく見てみよう。

 まず時計としては、モノクロ画面ということもあり、時刻が常に表示される。腕時計であれば当たり前のことなのだが、ほかのスマートウォッチのように何らかのアクションをしなくても気軽に時間をチェックできるのは、やはりうれしいものだ。

 文字盤のデザインは6種類用意されており、シンプルなモノばかり。カラー表示でないこともありバリエーションは少ないが、多少の割り切りは必要だろう。

文字盤はデジタルとモノクロで合計6種類を用意。なかには歩数や消費エネルギーを表示するものもある
文字盤はデジタルとモノクロで合計6種類を用意。なかには歩数や消費エネルギーを表示するものもある
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バックライトを内蔵しており、側面ボタンを押せば暗い場所でも時刻の確認が可能(左が通常時、右がバックライト点灯時)。そういった点も含めて、時計としての使い勝手は満点に近いと感じた
バックライトを内蔵しており、側面ボタンを押せば暗い場所でも時刻の確認が可能(左が通常時、右がバックライト点灯時)。そういった点も含めて、時計としての使い勝手は満点に近いと感じた
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 通知機能は、ほぼすべてのアプリに対応。通知したいアプリは専用アプリで自由に選択でき、通知が届くとバイブで知らせてくれる。このあたりは一般的なスマートウォッチと変わらない機能性を備えている。

 ただし、画面がモノクロでテキスト表示のみとなるため、アプリ名を表示するとはいえ、一瞬では判断しづらいケースもある。そういった点を踏まえると、通知は必要なアプリだけに絞ったほうが使い勝手よいだろう。

 また、VivoWatchは日本語対応の完成度がやや甘く、レビュー時点では、通知されるテキストのなかには表示されない文字があった。ほとんどの文字は表示されるので内容はだいたい分かるが、ウィークポイントが思わぬところで露見してしまった印象だ。(編集部注:2016年8月10日時点では、最新フォントをインストールすることで解決できるようになった)

専用アプリでの通知選択画面。ほぼすべてのアプリの通知に対応し、通知したいアプリにチェックを入れればOK
専用アプリでの通知選択画面。ほぼすべてのアプリの通知に対応し、通知したいアプリにチェックを入れればOK
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通知画面のイメージ。
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紫外線レベルが分かるセンサーを搭載

 紫外線レベルが分かるUVセンサーは、表面にセンサーを内蔵し、機能画面を表示すると計測してくれる。

 「Happiness Index」(幸福度指数)は、毎日の活動状況や運動時間、睡眠の質などからはじき出される独自の数値。科学的な根拠はとくに示されていないが、自身の健康を示すひとつの目安として活用できるかもしれない。

UVセンサー(左)は5段階でレベルを表示。「Happiness Index」(右)は指数の最高値を100として、4段階で状態が示される
UVセンサー(左)は5段階でレベルを表示。「Happiness Index」(右)は指数の最高値を100として、4段階で状態が示される
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 そのほかの機能としては、目覚ましとして利用できるアラーム機能は備えるものの、一般的なスマートウォッチにあるミュージックコントロール機能やストップウォッチ機能、タイマー機能は搭載していない。最近はスマホで音楽を聴く人も少なくないので、個人的にはミュージックコントロール機能が欲しかった。

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