ほぼ全ての牛丼チェーンにあると言っていいメニューがカレー。専門店とは違って万人に食べやすい味に調整しているイメージがあるが、ここ最近、各チェーン一様に“スパイシー化”が進んでいるのをご存じだろうか。
すき家は2018年4月に定番商品である「ポークカレー」をクミンなどのスパイスを増量し、ブラックペッパーを加えてよりスパイシーな味にリニューアル。吉野家も2017年5月から、15種類のスパイスを配合し、辛さと香りを出した「黒カレー」を販売している。
なかでも辛さが強烈と話題になっているのが松屋だ。同チェーンの「オリジナルカレー」は、年々スパイシーさが増してきており、「松屋のカレーが辛すぎて泣く」「想像していたより辛い」という感想がSNS上にも上がっている。各チェーンの辛さにどの程度の差があるのか、それぞれのカレーを食べて辛さを比較した。
松屋のカレーがダントツに辛い
すき家のカレーの辛さは家庭で作るカレーの甘口と中辛の中間くらいだろうか。辛さは“ほどほど”でクセがなく、続けて食べても飽きない味という印象だ。それに比べると、吉野家の黒カレーはかなりスパイシー。玉ねぎ、トマトペースト、りんご果汁などの野菜と果物をベースにしているため、辛さとともにこってりした甘味とクセもある。食べる人によって好みが分かれそうだ。
3つのチェーンのなかでも突出して辛かったのは、やはり松屋のカレーだった。「これは辛いものが苦手な人には無理だろう」というレベルだが、本格的なスパイスの風味が効いていて、辛くても食べ進めてしまえる味だ。
Powered by リゾーム?