●マクロレンズは花などの撮影に生きる

 近接撮影ができる外付けマクロレンズも持っていると旅が楽しくなる。気になった花や生き物、ネイルアートなどサクッと大きく撮影できるのだ。

iPhone 7 だとこれぐらいが近接撮影の限界
iPhone 7 だとこれぐらいが近接撮影の限界
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3個1500円クラスのマクロレンズで撮影。外付けレンズを使うとこんなに接近できる
3個1500円クラスのマクロレンズで撮影。外付けレンズを使うとこんなに接近できる
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●ポートレート

 iPhoneで最も多く撮影される被写体のひとつが人物だ。ただ、ポートレートだけは、低価格のレンズを生かすのは難しい。iPhone 7でこだわって撮影したいなら、ExoLens テレフォトレンズをお薦めする。

 デュアルレンズ搭載のiPhone 7 Plusにはポートレートモード(被写界深度エフェクト)を備えているが、シングルレンズのiPhone 7には残念ながらその機能がない。しかし、ExoLens テレフォトレンズを使えば、それに近いイメージで撮影できるのだ。iPhone 7にExoLens テレフォトレンズを付けた写真とiPhone 7 Plusの写真を比べると、光学的な描写の素晴らしさはExoLens Proに一歩譲る感じだ。「iPhone 7 Plusを買えばよかった!」と思っているiPhone 7ユーザーは、ExoLens Proシリーズのテレフォトレンズを手に入れればより撮影が楽しくなると思う。

iPhone 7にExoLens テレフォトレンズを付けると、背景をぼかしたポートレートが撮れる。木漏れ日の玉ボケの美しさにも注目
iPhone 7にExoLens テレフォトレンズを付けると、背景をぼかしたポートレートが撮れる。木漏れ日の玉ボケの美しさにも注目
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iPhone 7 Plusのポートレートモード(被写界深度エフェクト)もなかなかの写り。ややエッジが曖昧なところと、自然な玉ボケではないのが残念
iPhone 7 Plusのポートレートモード(被写界深度エフェクト)もなかなかの写り。ややエッジが曖昧なところと、自然な玉ボケではないのが残念
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執筆者/三井公一(サスラウ) Koichi Mitsui
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。著書にはiPhoneで撮影した写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉(雷鳥社)」、「iPhone フォトグラフィックメソッド(翔泳社)」がある。公式サイトは http://www.sasurau.com/、 ブログは http://sasurau.squarespace.com/、 ツイッターは @sasurau

日経トレンディネット 2017年8月2日付の記事を転載]

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