ハウステンボスは、入場者数では東京ディズニーリゾートや大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンに次ぐ第3位だが、東京や大阪といった大都市圏から遠いため集客が常に課題となっている。そのため日本最大級のウォーターパークやドローンによるライトショー、ロボットを使ったアトラクションや変なホテルなど、ほかにはない施設を積極的に取り入れている。VRアトラクションを積極的に増やしているのも集客策の一つだろう。
とはいえVRについては、新宿歌舞伎町にバンダイナムコの「VR ZONE SHINJUKU」がオープンするなど、VRを使ったアミューズメント施設が大都市圏を中心に増えている。地方にあるハウステンボスとしては、よりオリジナリティーの高いアトラクションが求められる。今回のVR-KINGやバハムートディスコには、オリジナリティーの高さが感じられた。新しいものを積極的に取り入れていくハウステンボスのユニークな集客策に今後も注目したい。
(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)
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[日経トレンディネット 2017年8月5日付の記事を転載]
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