サーキュレーター機能が強化され、扇風機は通年使える家電へ

 省エネ意識の高まりと重なり、扇風機をサーキュレーターとして使おうという機運も高まっている。扇風機をエアコンと併用することで、エアコンをより省エネで運転できるからだ。

 例えば、エアコンを冷房運転させた場合、冷たい空気は足元にたまる。このたまった空気を、サーキュレーターで散らすことで、足元だけでなく部屋全体の空気を均一に冷やせるのだ。

 もちろん、これまでの左右にしか首を振らない扇風機でも、サーキュレーターとして使うことはできた。だが、さらに部屋の空気を効率的にかくはんさせるために各メーカーが競って発売したのが、左右だけでなく、自動で首を上下にも振るモデルだ。

シャープが2016年4月に発売したプラズマクラスター扇風機「PJ-F2DS」(実勢価格1万5600円)。左右90度に加えて上下に約100度の、立体的な自動での首振りが可能な「3Dファン」機能を搭載する
シャープが2016年4月に発売したプラズマクラスター扇風機「PJ-F2DS」(実勢価格1万5600円)。左右90度に加えて上下に約100度の、立体的な自動での首振りが可能な「3Dファン」機能を搭載する
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
無印良品が2016年4月に発表したDC扇風機「MJ-EFDC1」(価格3万2000円)。左右180度に加えて上下100度に自動で首を振る。中間ポールを外せば高さを調節でき、サーキュレーターとしても活躍
[画像のクリックで拡大表示]
無印良品が2016年4月に発表したDC扇風機「MJ-EFDC1」(価格3万2000円)。左右180度に加えて上下100度に自動で首を振る。中間ポールを外せば高さを調節でき、サーキュレーターとしても活躍
[画像のクリックで拡大表示]
sirocaが2016年5月に発売したDCサーキュレーター扇風機「SCS-401」(実勢価格9650円)。広がりのある風を起こす扇風機モードと、まっすぐな風を起こすサーキュレーターモードを搭載。さらにヘッドを真上に向けたり、羽根を逆回転させることもできる
sirocaが2016年5月に発売したDCサーキュレーター扇風機「SCS-401」(実勢価格9650円)。広がりのある風を起こす扇風機モードと、まっすぐな風を起こすサーキュレーターモードを搭載。さらにヘッドを真上に向けたり、羽根を逆回転させることもできる
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 エアコン運転時に、足元に冷たい空気がたまる夏季の冷房運転時はもちろん、空間の上方に空気がたまりやすい暖房運転時にも、サーキュレーター機能を強化した扇風機を使えば、エアコンをより効率的に活用できるというわけ。

 従来、扇風機といえば夏の代名詞的なアイテムだったのが、季節を問わずに使う家電へと進化しているのだ。使用期間がより長くなることで、コストパフォーマンスも高まるし、エアコンを効率的に使うことで省エネや電気代の節約にもつながる。

次ページ 風の心地良さと合わせて、置いたときの心地良さも追求