サンシャインシティは7月12日、「サンシャイン水族館」でリニューアル工事が行われていた屋上エリアの一部をオープンした。新エリアでは世界初の展示方法となる「天空ペンギン」と「草原ペンギン」が登場する。
サンシャイン水族館といえば、2011年のリニューアルで頭上をアシカが泳ぐ「サンシャインアクアリング」など、“天空のオアシス”というコンセプトで今までの水族館にない展示方法を取り入れたことで話題となった。それを発展させ、既存の展示方法からの脱却をさらに打ち出したのが今回の「天空ペンギン」「草原ペンギン」の登場だ。同社によると「天空のオアシス第2章の完成」と位置付けており「都会の水族館では他にない空・光・水・緑に満ちた自然環境を実現した空間」と説明している。
ペンギンが都会の空を飛ぶ「天空ペンギン」
水族館でペンギンの展示と言えば、氷山を模したような岩場や池にペンギンが並び、それを柵の外側から見るというのが一般的だった。しかし「天空ペンギン」は全く別の角度からケープペンギンを見ることができる。屋上の端に向こう側が見渡せる幅12mの水槽の壁を作り、その水槽をそのまま屋根として張り出させた。これにより、ビルの屋上から見える風景とペンギンが泳ぐ姿が重なって、ペンギンが空を飛んでいるように見える。さらに見上げると、屋根の部分でもペンギンが泳いでいるため、まるで空飛ぶ鳥のようなペンギンを仰ぎ見ることができるのだ。
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