吉野家は、2016年7月20日にスマートフォンを使用した新サービス「デジタルボトルキープ」を開始した。国内約1200店舗(2016年6月時点)のうち、540店舗が対象。

吉野家の河村泰貴社長

 専用アプリから生ビール(ジョッキ)3500円分(10杯分)を3000円で、焼酎3000円分(10杯分)を2500円で購入できる。それぞれ1杯につき50円ほど割引される計算だ。

 カード決済ではなく、表示されるQRコードを店舗のiPadで読み取って現金を前払いする仕組み。現時点では吉野家で提供するアルコール類のうち、注文数の多い生ビールと瓶ビール、焼酎の3種類のみに対応。ハイボールや梅酒なども要望があれば今後検討するという。

スマホ上の画像でマイボトルの残量が随時確認できる
会計の際は画面下の「お会計」をタップし、表示した二次元コードを店舗のiPadで読み込む

 吉野家は2013年に東京・神田駅前の店舗を皮切りに、数店舗でアルコールやつまみを提供する「吉呑み」の試験導入を開始。好調なためサービスを拡大し、2015年4月から駅ビルや商業施設内などのビルイン型店舗の標準的なサービスとして全国360店舗で本格展開を始めた。

 その後、ファミレスやハンバーガーチェーンなどを中心に1人客でも気軽に飲める“ちょい呑み”ブームが起きたことにより、同社でも2016年5月には全国約1200店舗のおよそ9割にあたる1063店舗に拡大。デジタルボトルキープはその約半数にあたる540店舗に導入される。手ごろな価格でアルコールを提供することで、来店客数の増加を目指すという。