落語や通訳業界でも話題に
ちょんまげ君の発売以来、販売元の茶楽音人にはさまざまな反響が寄せられているという。
まず、ターゲットとした語学学習以外に、トーク番組を聞いている人から聞きやすいという反響があったということ。また、東京にある山野楽器銀座本店では落語コーナーに置かれ、喋りの声だけを集中して聞きたい人から支持されているという。
もうひとつ、プロフェッショナルの立場からぜひ使いたいという声が上がったのが同時通訳の分野。同時通訳では、騒音もあるイベント会場などで瞬時に声を聞き取り翻訳しなくてはいけないため、ちょんまげ君の持つ「外音カット」と「人の声のクリアさ」が生かせる。
語学学習という限られたターゲットに向けて作られたちょんまげ君は、音楽リスニングには向かない特殊なイヤホンだ。だが語学学習に本気を出したい人や、普段は音楽プレーヤーで語学学習をしているが音楽をついつい聞いてしまうという人は、ちょんまげ君なら語学学習に集中できることだろう。
(文/折原 一也)
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