絵画の世界に入り込めるハコスコが本格的すぎ!
ルノワール展のグッズを企画したのは、大阪・南船場にあるアートボックス。これまでにも絵画展などのオリジナルグッズを数多く手がけてきた会社だ。担当者である真鍋拓氏が、最近の展覧会グッズの流れを解説してくれた。
「展覧会の定番グッズとしては、はがきやクリアファイル、一筆箋やマグネットが挙げられます。ただ、ここ数年、それだけでは飽き足らなくなってきた来場者から、展覧会ならではの商品が求められる傾向が出てきました」(真鍋氏)
それにしても、ぬいぐるみやうちわなどは、いきなり発想が飛び過ぎではないだろうか。「展覧会とひとくちにいっても、写真展や仏像、美術品などいろいろ。今回のような絵画展の場合は平面的なグッズが多くなりがち。そこで、ルノワール展では立体感のあるグッズにこだわりました。公式サイトにも書いてあるとおり、ぬいぐるみは売り切れる可能性も高い人気商品です」(真鍋氏)
「展覧会終了までの期間限定で、ルノワールの絵画の世界を動画で体験できるハコスコも発売しています。見た人が『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』の世界に入り込めるように、絵画に描かれた平面部分だけでなく、実際には描かれていない空や地面など、想像を膨らませて再現しています」(真鍋氏)
より臨場感を感じられるように、手回しオルガン風のBGMもつけたとのこと。視覚だけでなく、耳からも一緒に作品世界に没頭できるというわけだ。
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