現在、国立新美術館(東京・六本木)で開催中の「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」(以下、ルノワール展)。その関連グッズがかなり“トンガっている”らしい。
展覧会のグッズと聞いて思い浮かぶのは、図録や絵はがき、絵画をモチーフにしたクリアファイル。最近では展覧会をイメージしたキャンディーやチョコレートを扱っていたりもするが、せいぜいその程度しか思いつかない。いったいどんな変わった商品があるのだろうか。
ルノワールのフチ子!?
インターネットでルノワール展を検索すると、グッズに関する“つぶやき”がいくつも見つかった。
「グッズ売り場で見かけたルノワール展の顔ハメフチ子がじわじわきてる」「ネコちゃんのぬいぐるみがすごいかわいくて、狙い撃ちされた感じ(笑)」「グッズ情報のページに傷絆創膏があった! 『ルノワールおじさんが優しく傷を癒やします』って、どんな発想……」
名画の一部になったフチコや、ルノワールの代表作『ジュリー・マネ』に描かれた猫のぬいぐるみ。絵画モチーフの絆創膏に、ルノワールの絵の世界をスマホでバーチャル体験できる「ハコスコ」(仮想現実を手軽に体験できる箱)など、つぶやきとともに紹介されたグッズの画像は、たしかに今までの絵画展では見かけたことのないものばかりだ。
公式サイトにも、創作立体おりがみや自立するうちわなど「なんでこんなものを作ったの?」と思うようなグッズが溢れている。
そこで早速、グッズを企画した会社に話を聞いた。
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