サービスで差異化する新たなドラッグストアの形
「ビューティーユーはマツモトキヨシが2015年から手がけている新業態『マツキヨラボ』の都心版」と、同社商品部化粧品課の和田邦美バイヤーは説明する。マツキヨラボは千葉県の新松戸や本八幡など夜間人口が多いエリアに現在4店舗を展開する地域密着型の業態で、全店舗に管理栄養士が常駐。血液検査や体重測定などのサービスやカウンセリングに基づくサプリメント販売を売りにしている。
品ぞろえや価格だけでなくサービスで勝負する方針は、マツキヨラボとビューティーユーに共通する点だ。都心部ではドラッグストアが乱立し、2軒並んで安売り競争を繰り広げているところも珍しくない。欲しいものを安く買うというこれまでのドラッグストアの使い方ではなく、サービスを受けたり新商品にいち早く触れられたりする場所としての使い方が広まれば、新たなドラッグストアの形になるだろう。
(文/樋口可奈子)
[ 日経トレンディネット 2017年7月10日付の記事を転載]
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