このツアーだけの特典、オリジナルノートは貴重

 オリジナルノートは、真っ白の表紙に国立新美術館のロゴがエンボスで刻印されたもの。表紙をとめるゴムベルトも白だ。サイズはモレスキンのラージサイズ(130×210mm)。帯に建物の外観がデザインされていて、帯を外すのがもったいない。ちなみに、国立新美術館の「新」という文字をモチーフにしたロゴマークは、ユニクロのロゴのデザインなどで知られるアートディレクターの佐藤可士和氏のデザイン。これは“人とアートの開かれた新しい関係”を表しているそうだ。また、展示室の規模に合わせて壁が動かせる様子もイメージしたものだという。

 ノートの中紙は無地、表紙を開いたところに国立新美術館についての解説文が日本語と英語で書かれている。デザインはイタリア本国のデザイナーの手で行われ、モレスキン伝統の糸かがりの製本で平たく開くので絵も描きやすい。ラージサイズなのも、文字や絵を混在して書くのに、大きいほうが向いているからだろう。もちろん巻末のポケットも付いている。

モレスキン×国立新美術館「国立新美術館スペシャルエディションノートブック」。建築ツアー参加者に配布される
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表紙にエンボスでロゴマークを刻印
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 12の展覧会を同時に行え、延べ床面積は国会議事堂と同じくらい(東京ドームの敷地より少し小さいくらい)という、国立新美術館。コレクションを持たないゆえに扱う範囲は幅広く、趣味趣向を問わず多くの人が訪れる。そういう施設だからこそ、その建物自体にどのような配慮がなされているのかを見るのはとても興味深い。建築ツアーと言うとマニアックなツアーのように聞こえるが、実は、建築に興味がない人でも引き付けられるうんちくがたくさん隠されている面白いツアーなのだ。

(文・写真/納富廉邦)

関連外部リンク

日経トレンディネット 2017年7月10日付の記事を転載]