今、20~30代の女性たちの間で“こういうものが欲しかった”と話題を集めているコスメがある。それが「himecoto」だ。
初めて商品名を聞いたという読者も多いだろう。それもそのはず、広告展開はほとんどしていない。ひと目で目的が分かるパッケージや売り場のPOPで女性に共感を呼び、人気に火がついたパーツ専用コスメだからだ。
ワキの黒ずみや汚れを落とす「白ワキ姫」、脚の毛穴や黒ずみを塗ってカバーする「白アシ姫」、指先のシワを目立たなくする「白ゆび姫」など、他人には言いづらい女性のデリケートな悩みを解決するために考案されたhimecotoは2014年に発売され、2017年6月までの累計販売個数は99万6117個にも上る。
まさに、かゆいところに手が届く“ニッチなコスメ”に興味を引かれ、販売元のリベルタが開催した展示会を訪れた。広報担当者にどのような人が開発をしているのかを聞いたところ、男性が担当しているという。しかも、「自分には無頓着なのに、女性の悩みをつかむのがうまい」らしい。
ここまで女性の悩みを的確に捉えることができる男性とは、一体どのような人物なのだろうか。himecotoがどのように生まれたのかを探るべく、開発担当者を訪れた。
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