忍者修行「跳」「打」「歩」「忍」を体験

 続いて、今回の展示のメインとなる「忍者道場」に入る。忍者修行の概略を2分程度のビデオにまとめた解説コーナーを経て、いよいよ忍者の修行場へ。まずは、STAGE1「体をきたえよ」コーナー。ここでは、「跳」「打」「歩」「忍」の4つの修行が行える。

いよいよ忍者道場へ。あちこちに書かれている忍者の心得には、「とにかく生きろ」というメッセージが多い
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 まずは「跳」、「ヒマワリを跳び越えろ!」という修行を体験。忍者は成長の速い植物の上を毎日跳び越えることで、いつのまにか跳ぶ力が鍛えられるという。かつて、筆者が子どものころは、成長の速い植物として忍者が跳んでいたのは麻だったのだけど、時節柄、ひまわりになっていたのが面白い。実際にはひまわりを飛び越すのではなく、赤外線のビームの上を跳び越えるようになっていて、クリアすればチャイムが鳴り、赤外線に引っ掛かるとブザーが鳴る仕組み。3段階の高さを助走なしで跳ぶのだ。

跳ぶ力を鍛える修業「ヒマワリを跳び越えろ!」を体験。この写真は2段階目なので、どうにかクリアできたが、3段階目は筆者には厳しい高さだった
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 続いて「打」、「手裏剣で敵から逃げきれ!」という修行。これはシンプルに手裏剣を投げて的に当てる修行だ。手裏剣もゴム製で危険はない。的に当たると光が明滅する仕掛けだ。的の大きさがいろいろあり、小さい的に当てるのはなかなか難しい。当たったときの反応が派手なので、大人でもつい盛り上がってしまう。十字手裏剣を投げる面白さは、子どものころから変わらない。

手裏剣による的当ての修業「手裏剣で敵から逃げきれ!」を体験。丸い的めがけて手裏剣を投げる。一番小さい的は案外当たらない。子どもたちはうまかった
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子ども忍者やパンサーも手裏剣投げに夢中になっていた
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 3番目は「歩」、「長い距離を楽に歩け!」。ここは、「なんば歩き」という、昔の日本人の歩き方を学習するコーナー。現在でも歌舞伎の六法などの中に残っている右足と右手、左足と左手を同時に出す歩き方を教えてくれるコーナーだ。なんとなく、通常の歩き方の方がエネルギー効率が良さそうだが、計測した結果によると、なんば歩きの方が長距離をラクに歩けるのだそうだ。

ビデオを見てなんば歩きを習得する「長い距離を楽に歩け!」のコーナー。体の回転を使えないなんば歩きは、慣れないと体力を消耗する
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 4番目は「忍」、「音を立てずに歩け!」。ちょっとでも音を立てるとサイレンが鳴る廊下を忍び足で歩く訓練ができる。しかしこれが本当に難しい。子どもたちも苦戦していたが、足音を立てたつもりがなくても、微細な音でも失格になる。忍者の修行の厳しさも体験できたような気がした。

足音を立てない忍者の歩法、忍び足を体験。つま先から歩くいわゆる抜き足差し足で音を立てずに木の板の道を歩く。音がしたら横のサイレンが鳴る
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