はんつ氏~セブン-イレブンは麺のおいしさと具材の大きさが魅力

はんつ遠藤氏
テレビや雑誌、書籍など数多くのメディアで活躍するフードジャーナリスト。取材軒数は8500軒を超え、その豊富な知識と経験を生かし、飲食店プロデュースなども手がける。特に麺類と焼き鳥に詳しい
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 この実食テストでもおなじみの人気フードジャーナリスト、はんつ遠藤氏に実食をお願いした。どこのつけ麺を食べているのか分からないブラインド状態で実食し、順位を付けてもらった。各コンビニのつけ麺の感想は以下の通りだ。

■1位 セブン-イレブン
 「麺が一番おいしい」との理由から、セブン-イレブンを1位に選んだはんつ氏。「麺の色味がくすんでいるので、今流行りの全粒粉を使っているんじゃないかな。小麦の香りに香ばしさが加わっています」と話す。続けて「ツルッとしていて食べやすい。しばらく置いておいてもくっつかない」とコメントした。具材に関しても「メンマも多いし、チャーシューも大きくて厚みがある。こだわっていて素晴らしい」と高く評価。ただし問題はスープだという。「甘さや辛さ、酸味などはあるものの、他の2商品と比べて油分が少なく深みが足りない。渋味も少し強いかな」と感想を述べた。とはいえ、麺のおいしさ、具材の満足度から総合評価では1位に選出した。

■2位 ファミリーマート
 はんつ氏が2位に選んだのはファミリーマートで、高く評価したのはスープの仕上がりだった。「甘味を強くしてあり、あとから辛味と酸味がついてくる甘さ重視のスープ。広がりのあるフルーティな甘さで、スープは一番おいしい」とコメント。麺に関しても「小麦のよさを感じる、モチモチの麺を目指している」と高評価だったが、1位に選んだセブン-イレブンのほうがおいしかったとのこと。また、「具が入っていないのはやっぱりさみしい。具があれば1位だったかもしれない」とも話してくれた。

■3位 ローソン
 ローソンのつけ麺は3位となったが、「3つを同時に食べ比べているから3位ですが、これ1つだけ食べるとお店とそこまで変わらないクオリティ」だという。麺については「モチモチを目指しているけど少し細い。太いほうがモチモチ感が出る」と話す。スープに関しても「ファミリーマートに次ぐおいしさ。方向性は似ていて、甘さを強調したタイプ」とコメント。具材が入っている点も高く評価し、「麺が太ければ1位の可能性もあった」とのこと。

■総評
「正直なところ、1位から3位まで気分によって順位が変わるくらい僅差でした。3商品とも麺のクオリティがとても高く、それぞれに真剣さが感じられました。ラーメンの麺は35cmあるとおいしいと言われていて、意外とそこまで長くはないお店も多い。つけ麺は太い分20数cmが普通ですが、セブン-イレブンのつけ麺は35cmくらいあるんじゃないかな。それだけも相当すごいことなんです。どの商品のスープも昔と比べると単に甘いだけじゃなく、辛味や酸味もあるので進化していることが分かります。これにネギでも加えればお店で出せるレベルですよ。1位に選んだセブン-イレブンは具の存在が大きかった。でもそれぞれの価格を知ると、ファミリーマートがダントツで1位ですね」

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(文/津田昌宏、写真/中村宏)