800Vの駆動バッテリーを搭載し、最高システム出力は600ps以上

2015年のフランクフルトモーターショーで初公開された「ミッションE」(画像提供:ポルシェ)
2015年のフランクフルトモーターショーで初公開された「ミッションE」(画像提供:ポルシェ)
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 ミッションEは、2015年のドイツ・フランクフルトモーターショーで初公開されたポルシェのEVだ。4人乗りの4ドアクーペで800Vの駆動バッテリーを搭載し、航続距離は500km以上をうたう。専用の急速充電「ポルシェ・ターボ・チャージング」を使用することで15分で約80%まで充電でき、ワイヤレスチャージングにも対応している。

 2個の高出力モーターを搭載した4WD車で、最高システム出力は600ps以上。0-100km/h加速は3.5秒とパワフルで、サーキット走行も可能。ドイツの名門サーキットコースである「ニュルブルクリンク北コース」でのラップタイムは8分を切るという。

「ミッションE」の0-100km/h加速は3.5秒だという(画像提供:ポルシェ)
「ミッションE」の0-100km/h加速は3.5秒だという(画像提供:ポルシェ)
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 なおミッションEは2015年から3年連続でル・マン24時間レースを制したレーシングカー「919ハイブリッド」や、2011年に発売されたプラグインハイブリッドのスーパーカー「918スパイダー」の技術を受け継いでいるというだけに、ポルシェらしいスポーツEVとなるのは間違いなさそうだ。

ポルシェ「919ハイブリッド」(画像提供:ポルシェ)
ポルシェ「919ハイブリッド」(画像提供:ポルシェ)
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 またポルシェは2018年3月開催のスイス・ジュネーブモーターショーで、ミッションEのクロスオーバーコンセプト「ミッションE クロスツーリスモ」を公開。ポルシェEVの新たな可能性を示していた。

2018年のジュネーブモーターショーで公開されたミッションEのクロスオーバーコンセプト「ミッションE クロスツーリスモ」(画像提供:ポルシェ)
2018年のジュネーブモーターショーで公開されたミッションEのクロスオーバーコンセプト「ミッションE クロスツーリスモ」(画像提供:ポルシェ)
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