画質、手間ともに他社製品に勝る
取り込んだ画像の画質をほかのデバイスと比較してみたので報告しておこう。
まずスキャナーアプリ「CamScanner+」で取り込んだ写真は、画質はかなり高いのだが、反射がひどい。光沢のある写真も斜めから写すことである程度は反射を抑えられるとはいえ、完全には防げない。この辺がスキャナーアプリの限界だろう。
続いてブラザーのレーザー複合機「MFC-L2740」のフラットベッドスキャナーでスキャンしてみた。解像度を600dpiにセットしたのだが、こちらもやや反射が気になった。許容できるかどうかは微妙なところだろう。
試してみると、Omoidoriは画質、手間共に現時点では最高点を与えることができた。ポケット式のアルバムや、透明なカバーを掛けるフリー台紙(粘着式)式のアルバムでは、写真を取り出す手間を省略できるのが大きい。
問題は、それだけの用途のために1万1852円を支払うかどうかだろう。また、僕は対応するスマートフォンを持っていないので、使いたくても使えない。そういうユーザーも多いはずなので、なんとか対応機種を増やしてほしいところだ。
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『一流のプロから学ぶ ビジネスに効くExcelテクニック』(朝日新聞出版)がある。
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