ドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズで有名なPFUから興味深い製品が登場した。「Omoidori(おもいどり)」は、紙のアルバムに貼り付けた写真をデータ化するための専用デバイスだ。デジカメがなかった時代の写真を紙のアルバムに貼り付けている家庭は多いだろう。しかし、いまどきの写真は、スマートフォンやデジカメで撮影したものがほとんど。紙焼きにした写真とデジタルの写真が混在しているのが実情だと思う。

 紙のアルバムは見ていて楽しいのだが、長期的な保存には不安がある。僕も、今回の記事のために15~20年ほど前のアルバムを開いてみたところ、古い写真は盛大に黄ばんでいた。長く保存しておきたいなら一刻も早くデジタル化するべきだ。

 とはいえ、紙焼きの写真をデジタルデータにするのは結構大変だ。台紙から無理に剥がしたら写真を傷つけてしまうかもしれない。かといって台紙に貼り付けたままスマートフォンやデジカメで撮影しても、フィルムが貼り付けてあったり光沢仕上げの写真だったりすると、光の反射で白く飛んでしまう。

 そこで登場したのが、iPhoneを使ってアルバムの写真をデータ化するのに特化したデバイス、Omoidoriなのだ。なんという割り切りだろうか。PFUは、思い切ったことをするものだ。

Omoidoriは、折り畳みケータイのような形で、畳んだ状態では文庫本2冊程度のサイズになる
[画像のクリックで拡大表示]