人工知能で音声アシスタントが急激に進化

 スマートスピーカーは、「音声アシスタント」を内蔵するネットに接続されたワイヤレススピーカーである。利用者の声を聞き取るためにマイクも内蔵している。

 利用者が音声で「音楽が聴きたい」などとリクエストすると、音楽の再生が始まる。ネット検索などの機能もあり、カレンダーの予定を確認したり、スマホと連動させて電話をかけたりすることもできる。

 利用者とのインターフェースとして使われる音声アシスタントは、単純に音声をディクテーション(認識してテキスト化)するだけではなく、会話の流れと意味を理解し、自然な対話から利用者の行動をサポートする方向に進化を続けている。

 ちなみに、各社のスマートスピーカーに搭載されている音声アシスタントの名前は、

 ・Amazon Echoは「Alexa(アレクサ)」
 ・Google Homeは「Google Assistant」
 ・HomePodは「Siri」
 ・Invokeは「Cortana(コルタナ)」
 ・LINEは「Clova(クローバ)」

となっている。Google Assistantは、Androidスマホを中心にAndroid OSに対応したデバイスで使うことができ、SiriはAppleが提供する4つのiOS機器で、また、CortanaはWindowsパソコンや日産が自動車への適用を検討している。LINEは先日、トヨタが推進するスマホやタブレットと自動車を連携するコネクテッドカーの規格であるSDL(Smart Device Link)でClovaを活用すると発表したところだ。

音声アシスタントの開発競争が激化

 今、これほど多くのスマートスピーカーが登場する背景とは何か?

 大きな要因は、音声アシスタントの開発にAI(人工知能)が使われるようになり、急速に進化。音声認識などが実用レベルに達したことが挙げられる。ただし、まだ自然な会話が成立するほどではないことから、各社は音声アシスタントを進化させるため熾烈な開発競争を繰り広げている。