そのほか、外部コンテンツを投影する一般的なプロジェクター機能としては、外部入力に対応したHDMI端子(タイプD)も備えており、BDレコーダーやゲーム機、ビデオカメラなどを接続して映像を映すことが可能だ。

 LSPX-P1ではワイヤレスユニットで同様の機能に対応していたことを踏まえると、Xperia Touch は単体で完結させるためにさまざまな機能を詰め込んでいることが良く分かる。

 また、話しかけると天気や予定の確認、ルート検索など、さまざまな機能を利用できる「ボイスコントロール」にも対応。Xperia Earのボイスアシスタントを開発したチームが最適化をサポートし、この連携はマイクなどの開発にも生かされたそうだ。

HDMI端子は底面にあり、給電やデータ転送で利用するUSB Type-Cも同じ場所にある
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利便性と価格のバランスがポイントに

 Xperia Touchは画面こそ壁や床に投影する必要はあるが、Android OSの搭載によって、スマホやタブレット端末の延長線上にある利便性の高い製品と言える。製品は特殊だが、超短焦点プロジェクターのLSPX-P1より活用できるユーザーもシーンも多いと感じた。

 例えば、筆者は家族と旅行の相談をするときにタブレット端末をよく使っているので、Xperia Touchならより大画面で地図や情報を確認でき、それぞれが操作できる点もかなり便利に使えると思えた。

 また1人の場合でも「PlayStation 4 Remote Play」アプリを使ってPlayStation 4をリモート接続し、大画面で手軽にゲームやnasneに保存したテレビ番組を楽しめた。

 あとは、この利便性と価格のバランスが、ユーザーに見合うかどうかが最大の焦点だろう。

 筆者はソニーのタブレット端末「Xperia Z4 tablet」の新品を8万円で購入したことがあるせいか、タブレット端末と超短焦点プロジェクターの機能を合わせた製品が約15万円というのは、極端に高いとは思わない。しかし、15万円が気軽に手の出せる価格かといわれるとそれはなかなか難しいし、悩ましいところではある。

 Xperia Touchが今までにないデジタル製品であり、新しい可能性を感じるのも事実。未来体験をいち早く望むのであれば、迷わず手に入れるといいだろう。

(文/近藤 寿成=スプール)

日経トレンディネット 2017年6月23日付の記事を転載]