また、各種のクリップをびんに詰められるだけ詰めて購入できるクリップバイキングや、コクヨのオリジナル用紙「MIO PAPER」を使ったシンプルな無地のノートといった、普遍性のある「TIMELESS」的な製品も用意されている。さらに、賞状を入れる紙筒を短くしてペン立てなどに使えるようにした製品や、汎用的に使える六角形の革製ケースといった、ちょっと視点を変えて用途を広げた「VIEW CHANGE」的な製品も豊富だ。
直営店ならではのサービスとして、測量野帳とオリジナルノートの購入者は、500円で表紙に箔押しで名入れできるコーナーがある。文字は英数記号を20文字まで。縦組も横組も可能。オリジナルノートはA5とB6の2サイズから選べる。箔は金と銀と白から選べる。注文書に必要事項を書いてスタッフに渡すと、その場で丁寧に箔押しをしてくれる。好みの文字が表紙に入ったノートは、想像以上にオリジナリティーがあって、自分だけのノートを手に入れたぜいたくな気分になる。これは「HALF MADE」的なものなのだろう。プロジェクトリーダーの鈴木氏は、「コーヒー片手にショップ内をブラブラ歩けるように商品の棚を配置している。商品を見ているうちにアイデアが生まれたり、相乗効果が生まれればうれしい」と話す。
ほかにも、オープンから3日間は、コクヨの昔からの製品である洋式帳簿の小口をマーブリングで染める技術を応用したしおり作りの実演が行われたりなど、さまざまなイベントを開催予定。営業時間は10時から20時までと、やや閉店は早いが、駅から近いわりに人通りが少ない場所なので、原宿近辺でちょっと休みたくなったとき、打ち合わせのスペースを探しているときなどに重宝しそうだ。
(文・写真/納富廉邦)
[日経トレンディネット 2017年6月1日付の記事を転載]
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