夏場に涼しい服装で働くクールビズは2005年にスタートし、2011年の東日本大震災後の節電の要請を受けて急速に浸透した。ノーネクタイでボタンダウンシャツやポロシャツを着て出勤する姿がすっかり定着したが、2016年(9月30日まで)は少々変化が見られる。年々進んだカジュアル化の反動で、ジャケットやネクタイなどを身につける「かっちりスタイル」への揺り戻しが起こっているというのだ。

 「BRICK HOUSE by Tokyo Shirts」ブランドなどを全国200店舗展開するシャツ業界大手の東京シャツは、「ここ最近のクールビズはトラディショナルな方向に進んでおり、全盛期の半分以下に落ち込んでいたネクタイ市場は実は2015年辺りから下げ止まったといわれている。シャツも春夏シーズンの主流だったボタンダウンからネクタイを締めやすいワイドカラーに人気が移ってきている」という。

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