木村拓哉がブレークスルー、星野源らがけん引
クラッシックタイプのフレーム人気は、いつ、何がきっかけで始まったのか。
「眼鏡のクラシックテイストのブームはここ15年はずっと続いている印象。個人的には2001~2002年ごろに『ウイダーinゼリー』のCMで木村拓哉が出演していた際に彼が掛けていた、その当時としては大ぶりなウエリントン型の眼鏡がブレイクスルーになったと感じている」(「東京ミッドタウン日比谷」の眼鏡店「CONVEX」を手がけ、ビンテージ眼鏡に詳しい柳原一樹氏)。また星野源やジョニー・デップもクラッシックタイプの眼鏡を愛用していることで知られている。アイコニックな有名人が愛用している眼鏡にフォーカスが当たったことも、流行のきっかけのようだ。その中で、現在はセルフレーム、メタルフレームと細分化が起こっているとのこと。
CONVEXではフランスの1940~1950年代のデッドストックをメインに展開しているが、日本の優れた技術でビンテージに歩み寄った「gue' pard(ギュパール)」などのブランドも販売している。「福井県・鯖江で生産しているが、1940年代のフランスのビンテージフレームがデザインベース。フレンチビンテージのデザインをより身近に感じられる」(同店)という。ビジネスパーソンにお薦めのビンテージブランドを聞いたところ、イギリスの「HILTON CLASSIC(ヒルトン クラッシック)/ QUADRA」のゴールドとのこと。「1970年代のビンテージで、ソリッドゴールドのメタルフレーム。普遍的なクラシックの王道で、ビジネスシーンにおいて、説得力や大人の風格を演出できるのでは」(同氏)。
(文/桑原 恵美子)
[ 日経トレンディネット 2018年5月11日付の記事を転載]
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