洗濯中を忘れる静かさを実現!?

 ザブーンシリーズは低騒音なのも魅力の一つだ。騒音の原因となるギアやベルトがないダイレクトドライブ方式の「DD(ダイレクトドライブ)モーター」(AW-10SV6/AW-9SV6は「S-DDモーター」)を採用。洗濯乾燥機のAW-10SV6/AW-9SV6は洗い時で約28dB(AW-10SD6/AW-9SD6は約29dB)とささやき声レベルの運転音を実現している。脱水時は全機種約37dB(深夜の市内、図書館レベル)、AW-10SV6/AW-9SV6の乾燥時は約45dB(同)。脱水、乾燥時は他社とそれほど違いはないが、洗濯時の静音性は他社に比べても高い。

ザブーンシリーズは騒音の原因となるギアやベルトがないダイレクトドライブ方式のモーターを採用している
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 その他では「おしゃれ着」コース用に、パルセーターが直接衣類に触れずに洗える独自の「おしゃれ着トレー」を採用。トレーによって衣類の傷み(しわや毛玉)、形くずれが抑えられるのが特徴だ。衣類がトレーの上に載っているので、繊維の奥まで洗剤液のシャワーが入り込んで汚れを浮かし、さらに押し洗いすることで汚れを落とす仕組みになっている。

 新モデルは従来モデルと比べて見た目ではそれほど大きな進化は見られないが、ウルトラファインバブル洗浄はかなりの効果が得られるように感じた。洗濯容量は10kgなので、11kgを実現した日立アプライアンスのビートウォッシュシリーズなどに比べると少ないものの、どうしても時間がかかる洗濯時の静音性は魅力。今回の洗浄力アップによって、今シーズンの注目モデルになりそうだ。

さまざまな汚れに対する洗浄効果。左からケチャップ、コーヒー、ラーメンの汁
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ワイシャツの襟の汚れの洗浄効果。左が洗浄前、中央が水道水(約5℃)、右がウルトラファインバブル水(約5℃)で洗浄したもの
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(文・写真/安蔵 靖志=IT・家電ジャーナリスト)

日経トレンディネット 2017年6月7日付の記事を転載]