コク×キレの地域差が歴然!

 今回も味香り戦略研究所のラボにある味覚センサーで、「都道府県の一番搾り」から10品をピックアップし、5味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)の強弱を調べました。(味覚センサーについては以前の記事を参照)。

 ビールの味の評価に用いられる「コク×キレ」で測定したデータをテイストマップにまとめました。右に行くほど「キレ」がある味となり、上に行くほど「コク」がある味となっています。

[画像のクリックで拡大表示]

 マップを見て分かる通り、都道府県ごとに大きな差が見受けられます。左側に位置する鳥取はコク重視で、他県よりもキレは弱い印象。鳥取のコンセプトは「のんびり。優しい。おだやか」「麦のうまみが濃い」なので、うまみをじっくり味わうコンセプト通りの商品が出来上がっているといえるでしょう。一方、さきほど「豊穣でキレ」と紹介した新潟はコクもキレもしっかりあり、タイプの違いが明確に出ているといえます。

 さらに、「コク×キレ」のバランスを分かりやすくするため、各県の味わいを棒グラフで比較してみましょう。