テザリングでの接続はとても手軽で便利だが、落とし穴も潜んでいる。通信時は、スマホ側で契約しているパケット通信量を消費してしまうので、うっかり使いすぎると通信量の上限を超えてしまい、高速通信を維持するために追加料金を支払わなければならなくなる。テザリングを有効にするとスマホのバッテリー消費が通常よりも激しくなる傾向があり、いざスマホを使おうと思ったらバッテリー残量が残り数%しかない……ということにもなりかねない。テザリングはスマホのパケットやバッテリーに負担をかけてしまうのだ。

スマホのテザリング機能を使えば、さまざまなデバイスをインターネットに接続できる。iPhoneでは「インターネット共有」の項目で有効にできる
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テザリングを利用するとスマホ側のパケットを消費してしまう。通信量をマメにチェックしておきたい(画面はウイルスバスターモバイルの通信量チェック機能の画面)
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 そこで注目されているのがモバイルWi-Fiルーターだ。スマホ本体とは異なる契約のSIMカードを利用すればスマホの通信量に影響はないし、スマホのバッテリーも食わずに済む。デメリットは、カバンに入れて持ち運ぶ機器が増えることや、スマホとは別にモバイルWi-Fiルーターも充電する手間がかかるぐらいだ。

 モバイルWi-Fiルーターの人気を後押しするのが、格安SIMの充実ぶり。もともと料金の安い格安SIMだが、音声通話をサポートせずデータ通信に特化した無制限プランを選べば、通信量を気にせず一定料金で利用できる。UQ mobileの「データ無制限プラン」は、通信速度こそ最大500kbpsと速くはないが、月額1980円の固定料金で通信量の上限なく使えるのが魅力だ。

UQ mobileの「データ無制限プラン」ならば、通信速度は最大500kbpsと遅いものの、月額1980円の固定料金で通信できる
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