湯を注ぐだけだからメンテナンスも簡単

 使い方は簡単で、本体後方にある水タンクに水を入れ、タッチパネルでコーヒーの抽出方法を選択する。コーヒー抽出方法は、抽出杯数を選択するだけのオートモードのほか、蒸らし時間や湯音などを細かく設定できるマイレシピモードの2種類。細かな設定まで可能だが、3.5インチのタッチパネル液晶画面の視認性が高く操作性は良い。

 また、湯を注ぐだけの製品のため、使用後のメンテナンスも簡単だ。基本的には使用したドリッパーとサーバー、あるいはカップを洗うだけでよい。ちなみに、多くのコーヒーメーカーは水タンクから水をくみ上げ、ボイラーで湯を加熱する。しかし、本製品は水タンクの底にヒートパネルがあり、タンクごと水を加熱する。このため、タンクが加熱消毒されてカビなどの発生が抑えられそうな点も気に入った。

水は本体背面にあるタンクに補充する。タンクは取り外し不可
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操作は3.5インチの大きめタッチパネルで行う。視認性もよく操作しやすい
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どんな機能を重視するかがポイント

 コーヒーは嗜好品のため、好みによって楽しみ方が異なる。このため、自分のスタイルにあった製品を選択したい。例えば、朝などにまとめてコーヒーを落とす生活スタイルならデロンギがお薦めだ。一度に最大約6杯のコーヒーが抽出できるうえ、今回試用したなかでは唯一サーバーを保温するヒーターを搭載している。

 一方、家族の好みが違う場合や、1杯ずつ好きなタイミングでコーヒーやお茶を楽しみたいならクイジナートだ。1杯ずつ抽出できるほか、カップに直接抽出できるので洗い物が少ないのも便利。紅茶や緑茶なども入れられる、ドリンクのバリエーションの豊富さも見逃せない。

 そして、試行錯誤しながら自分好みのコーヒーの味を追求したいならハリオ。ドリッパーに自分好みの道具が使えるうえ、湯の注入方法も細かく設定できるため、コーヒーマニアでも満足できる。コーヒーの種類や焙煎具合によって、細かくコーヒーの入れ方を変えられるのは、コーヒー好きにとってはうれしい機能だ。

(文・写真/倉本春)

日経トレンディネット 2017年5月16日付の記事を転載]