エナジードリンクやコーヒー飲料はカフェインも糖分も増量!?

 ブラナム博士らの報告によると、米国の多くのエナジードリンクは、8オンス(237ml)のサイズで販売されていますが、より大きなサイズの売り上げが伸びています。12オンス(355ml)サイズのエナジードリンクに含まれる砂糖(糖分)は平均36g。これは同量のソーダとほぼ同じ糖分になります。一方、エナジードリンクに含まれるカフェインは、ブランドにより異なるものの、12オンス中130mgになるものもあります。カフェイン入りソーダに換算すると、12オンスサイズの4本分に当たります。

 同様にコーヒー飲料は、サイズやフレーバーの違いはありますが、ソーダのほぼ2倍の糖分やエナジードリンクと同等量のカフェインを含みます。さらにクリームたっぷり…のドリンクも多く出回っています。

 米国ではこれまで、子どもの肥満問題の対策としてソーダやジュースの摂取量を減らすことに重点を置いてきました。ところが今後は、コーヒー飲料やエナジードリンクの摂取もモニタリングする必要がでてきたわけです。

 さらに、ブラナム博士らは最近、カフェインを多く含む食品や飲料の開発と、それらの子どもへのマーケティングを懸念しています。実際、米国では、子どもや10代の若者をターゲットに、カフェインを含むキャンディ、ポテトチップス、ガムなどの食品の販売が、過去10年間に劇的に増加しています。気づかないうちに、子どもがカフェインを過剰に摂取するリスクが高まっているのです。

■参考文献
US National Library of Medicine National Institutes of Health「Caffeine use in children: what we know, what we have left to learn, and why we should worry.


Photo:arztsamui
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