クレジットカードの特約店契約にも注目

 また、「ENEOSでんき」「中部電力」はクレジットカードの特約店契約があります。ENEOSでんきの場合は「ANAカード」「TS CUBIC CARD」「エポスカード」「ビューカード」「レクサスカード」「エムアイカード」で支払うと、通常のポイントに加えてボーナスポイント(マイル)を獲得できます。また、中部電力の電気料金を「dカード」で支払うとdポイントが2倍(2%)たまります。水道や光熱費などの固定費を優遇するクレジットカードもありますので、50円引きがあるから銀行引き落としにするという単純な判断は止めましょう。

 ただし、電気料金が2000~3000円であれば、銀行引き落としの割引のほうが得でしょう。そんなときには引き落としの銀行自体を見直しましょう。

マイナス金利時代はネット銀行を活用しよう

 最近では、ポイントプログラムが充実したネット銀行が多くなっています。新生銀行では毎月エントリーでTポイントを1ポイント、ATMの入出金でもポイントがもらえたり、じぶん銀行はau利用者の場合、普通預金残高が50万円以上あれば、毎月WALLETポイントをもらえたり、スルガ銀行ANA支店では、毎月クレジットカードなどの引き落とし口座に指定するだけでマイルがもらえたりと、さまざまな取引でポイントが獲得できるようになっています。

 例えば、東京電力の電気料金をイオン銀行から引き落とすと、5 WAONポイント※2獲得できます。つまり、54円(税込み)の割引に加え、5円相当のポイントを獲得できるのです。

※1 取引実績に応じたステージによって異なる<br/>※2 取引実績によっては付かない場合もある<br/>※3 ATM手数料無料回数利用時は付与なし
※1 取引実績に応じたステージによって異なる
※2 取引実績によっては付かない場合もある
※3 ATM手数料無料回数利用時は付与なし
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 また、多くのネット銀行では給与振り込み口座に指定すると毎月ポイントを獲得できる特典などがありますので、電気料金の引き落とし口座やクレジットカードの引き落とし口座を考えながら、どの銀行がよいか考えてみてください。

 筆者は、スルガ銀行ANA支店を利用していますが、クレジットカードなどの引き落としだけで毎月180マイル程度(年間2000マイル程度)ためています。一度設定するだけで、毎月自動的にポイントがたまるのですから使わないのはもったいないですね。

 さらに、獲得したポイントには税金はかかりません。利息のように20.315%引かれることもないのです。

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