K-Cultureとの出会いは友人の口コミが中心
今回の取材で重きを置いたのが来場者へのインタビューだ(ここのインタビューは最終ページに詳しく記載する)。『冬のソナタ』がブームとなった第1次韓流ブームのころと違い、今の日本では民放テレビで“韓流”に出合う機会は極めて少ない。ドラマはまだ放送されているほうだが、音楽番組は皆無と言っていい。では一体どこで出合うのか?
来場していた10代~40代の女性たちに話を聞いてみると、きっかけは三者三様だが、ライブに誘われたりお薦めとして教えてもらったりと、友人からの口コミが多いことが分かった。
また、韓国のテレビ番組をネットや有料チャンネルで観てハマるケースも多い。KCONのコンベンションエリアでも、スカパー!が「韓流セット」のプロモーションを展開していた。「Mnet」「KBS World」「KNTV」など韓国のエンタメを楽しめるチャンネルをセットにしたプランだ(ちなみにKCON Japanは、韓国のエンターテインメントチャンネル「Mnet」を運営するCJ E&Mと、その日本法人CJ E&M Japanが開催している)。
TWICEがお茶の間にまで浸透したことからも分かるように、地上波テレビの影響力はいまだに大きい。とはいえ、好きなジャンルと運命の出合いを果たしたり深掘りしたりする場所は、今や地上波テレビではないのだ。現在のK-POP人気はそれを如実に現している現象といえるだろう。
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