ギターアンプ風のレトロさが魅力

Stanmore(MARSHAL)
実売価格/5万4000円

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 バンドやライブといった音楽を経験した人なら誰でも知っている、ギターアンプブランドのマーシャルが手がけたBluetoothスピーカー。レトロなギターアンプ風のデザインに加えて、本体上部には低域と高域のコントローラーを搭載。スイッチ式の電源も今どき珍しいレトロ仕様だ。Bluetoothコーデックは高音質のaptXにも対応している。

【音質の傾向】
 見た目にも余裕あるスピーカーの筐体から繰り出される、ストレートでパワフルなサウンドが特徴。ギターアンプらしく中域の厚みがあり、J-POPやロックの声の押し出しが強烈だ。

 本機上部にあるコントローラーによりBASS(低域)、TREBLE(高域)を10段階で調整できるなど、アナログ感たっぷりの操作も素晴らしい。音は真正面に鳴らすのみだが、レトロな操作感と余裕のサウンドは魅力がある。

【5つ星評価】
■高域 ★★★★
■中域 ★★★★★
■低域 ★★★★★
■細部の表現力 ★★★★★
■空間再現力 ★★★

【合う音楽ジャンル】 J-POP、ロック

Wi-Fiに対応したBOSEの人気機種

SoundTouch30 III(BOSE)
実売価格/7万4000円

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 スマホやインターネットラジオを手軽に楽しむことができる「ワイヤレスミュージックシステム」としてBOSEが展開しているスピーカーの最大サイズモデル。BOSE独自のウェーブガイドテクノロジーに対応した重低音志向モデルだ。

 Wi-Fiによる再生を基本にしていて、AirPlayへの対応やインターネット上のライブストリーミングなども聴けるネットワークオーディオ機器。もちろん、Bluetoothにも対応しているためスマホ連携もお手のモノだ。

【音質の傾向】
 Wi-Fi対応のオーディオシステムになっても、BOSEのサウンドはやはりBOSE流。ズズンと沈む重低音を軸にしておりダンス系ミュージックを聴いたときの気持ちよさは抜群だが、日本の一般家庭では低音が響きすぎる、と感じるかもしれない。

 中高域は重低音と比較して押し出しが弱く、ボーカル曲は思いのほか苦手。音はナチュラルに広がるので、部屋を低音たっぷりの音楽で満たすスタイルに合う。

【5つ星評価】
■高域 ★★★★
■中域 ★★★
■低域 ★★★★★
■細部の表現力 ★★★★
■空間再現力 ★★★★

【合う音楽ジャンル】 ダンス系、ロック

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