「イベント録画機能」もポイント

 ドライブレコーダーは常時録画機能のほか、「自動イベント録画機能」を備えた製品が多い。

 自動イベント録画機能とは、急ブレーキや衝突事故など車の速度が急激に変化したときに、その前後の数十秒間の録画ファイルを、常時録画ファイルとは別に自動保存する機能だ。

 ドライブレコーダーの常時録画機能は、録画ファイルを数分間ずつに分割し複数ファイルを保存するため、長時間ドライブすると莫大なファイル数となる。そのため、目的のファイルを探しにくい。

 イベント録画機能があれば、イベントが発生したときの録画データが常時録画データとは別に自動分類されるため、目的の場面が写ったデータを簡単に探し出せる。購入時には自動イベント録画機能の有無を確認しておこう。製品の中には、自分でボタンを押し、手動でファイルを分類できるものもある。

 また、近年はGPSを搭載するドライブレコーダーも増えた。GPSを搭載しているドライブレコーダーは、移動ルートや事故現場の位置を記録できるのはもちろんのこと、GPSから取得した正確な日時や時刻、移動速度などを映像と一緒に記録できる。

 製品によってはパソコン用のビューアーソフトが用意されており、ドライブレコーダーで撮影した映像を見ながら、位置や速度などを確認できる。

パソコン用の専用ビューアーの画面。走行場所と映像、速度などを確認しやすい。画像の切り出し機能やSNSや動画サイトへのアップロード機能を備えた製品もある。画像はDRV-610(JVCケンウッド)に付属するパソコン用ビューアーソフト
パソコン用の専用ビューアーの画面。走行場所と映像、速度などを確認しやすい。画像の切り出し機能やSNSや動画サイトへのアップロード機能を備えた製品もある。画像はDRV-610(JVCケンウッド)に付属するパソコン用ビューアーソフト
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 Wi-Fiを搭載するドライブレコーダーも増えてきた。ドライブレコーダーの多くは、撮影データをMicroSDカード(以下、SDカード)に保存する。そのため、撮影データを取り出すには、SDカードを抜いてパソコンのカードリーダーで読み出すか、ドライブレコーダーを取り外し、パソコンに直接接続するといった方法しか無く面倒だ。

 Wi-Fiを搭載していれば、スマホやタブレットとWi-Fiで接続することで、録画データをスマホやタブレットのアプリから扱える。SDカードを抜いたり、ドライブレコーダーを外さなくても、データの再生や吸い出せるので便利なうえ、その場で録画データの確認をしやすい。

 「駐車録画機能」が付いている機種もある。これはその名の通り、駐車中に録画する機能のこと。ドライブレコーダーの中にはバッテリーを搭載する製品もあり、車のエンジンを切り電源が供給されなくても、数分〜数時間は常時録画し続ける。一方、動体検知で録画したり、ドライブレコーダーの加速度センサーを利用し、衝撃時のみ撮影する機種もある。

 以上のように、ドライブレコーダーを選ぶときは、撮影素子の画素数や撮影解像度、画角、LED信号の撮影に注目して選びたい。必要によってはイベント録画や駐車録画機能、GPS、Wi-Fiの有無を確認しよう。性能が高く機能が増すと、製品の価格は高くなる。映像を撮影するだけなら、あえて機能が少ない安価な製品を選ぶ手もありだ。

(文/田代祥吾)