Windows 10にアップグレードすべき?

 ではアップグレードすべきかどうか迷っているユーザーはどうすればいいだろうか。まず、Windowsにはサポート期間(ライフサイクル)が設定されている

 これによるとWindows 7(Service Pack 1を適用したもの)は2020年1月まで、Windows 8.1は2023年1月まで延長サポート期間がある。延長サポートとは、Windowsアップデートでセキュリティ更新プログラムなどが提供される期間のことだ。何か不具合が発見されても更新プログラムで修正されるため、安心して利用できる期間と言える。この延長サポートが終了すると、そのOSは不具合が発見されても修正されない危険な状態になる。2014年4月にWindows XPのサポート期間終了が騒がれたが、あれはXPの延長サポート期間が終了したためだ。

 逆に言えば、2020年1月までは問題なくWindows 7を利用できる。Windows 7で満足している人、アプリや周辺機器の互換性の不安がどうしても拭えない人は、いくら無償と言っても無理にアップデートする必要はない。

期間終了後は有料で購入することになる

 無償アップグレードの期限が過ぎた後にインストールする場合は、Windows 10を購入してインストールすることになる。Windows 10はパッケージ版とダウンロード版が販売されている。マイクロソフトストアでの税込み価格はWindows 10 Homeが1万9008円、Windows 10 Proは2万7864円だ。

 アップグレードするつもりだがまだしていないという人は、無償アップグレードの期限を過ぎるとこれぐらいのコストがかかることになるので、期限を忘れないように注意しておこう。

 なお、Windows 10への無償アップグレードは7月29日までだが、具体的な時刻までは明確になっていない。7月29日当日にアップグレードするユーザーが集中すると、ライセンスの認証を行うサーバーなどに何らかのトラブルが起こる可能性もある。すでにアップグレードすると決めている人は、前日の28日までにアップグレードを済ませておくのが安全だ。

 またアップグレードのライセンスはパソコンのハードウェアにひもづけられるため、期間内にアップグレードを行えば、そのパソコンのハードウェア構成を変更しない限り、無償で再インストールできる。

アップグレードしたくない人は予約をキャンセルする

 Windows 7/8.1を使っていて、タスクバーにWindows 10のアップグレードを促すアプリのアイコンが表示されている人は多いだろう。アップグレードしたくない場合は注意が必要だ。

施策の説明会で示された、アップグレードの通知が出た場合の対処の仕方。クリックする場所を間違えないように注意したい
施策の説明会で示された、アップグレードの通知が出た場合の対処の仕方。クリックする場所を間違えないように注意したい
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 まず、アップグレードの予約をしていないユーザーは、上の画像のような通知が出ても、右上の「×」をクリックして閉じる。予約したがやはりアップグレードしたくないという場合は、予約をキャンセルしよう。

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