海外セレブも愛飲する、虹色の“美容ティー”も初上陸

 一方、代表的なトレンドスポットである原宿でも2017年4月22日、台湾の最新カフェメニューを発信する台湾カフェ「Zen」がオープンしている。同店は2014年4月にオープンし話題を集めたマンゴースイーツ専門店「マンゴーチャチャ」を業態転換した店だ(日経トレンディネット 関連記事「この夏は“進化系かき氷”ラッシュ! 泡、味チェンジ、ドロドロ系…」)。

 マンゴーチャチャは台湾人気店の日本1号店ということで注目されたが、Zenでは日本初上陸となる台湾の人気カフェメニュー「バタフライピー」が看板商品だ。バタフライピーとはタイ原産のマメ科の植物で、青い花びらの部分にはアントシアニンが豊富だという。そのためタイや台湾では多くの女性たちがアンチエイジング効果や眼精疲労解消効果を期待し、バタフライピーのハーブティーを飲んでいるとのこと。最近では、美容に関心の高い海外セレブにも人気だそうだ。

台湾カフェ「Zen」(渋谷区神宮前4-25-35 原宿メイプルスクエア2階)。営業時間は11~21時。不定休
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 バタフライピーのハーブティー自体は鮮やかな青色だが、クエン酸に反応すると色が赤っぽく変化する。そのため酸性のフルーツジュースと混ぜると、そのフルーツの酸性の強さによって紫色からピンク、赤と、微妙に異なる色になる。台湾ではその性質と、フルーツジュースとの比重の違いを利用して幻想的なグラデーションを作ったドリンクが人気。夜市でテイクアウトして持ち歩きながら飲む女性が多いそうだ。同店では台湾産無農薬のバタフライピーを使用したハーブティーに色鮮やかで美容と健康にいい食材をミックスした「ローズマリーオレンジ」「ミックスベリーエルダーフラワー」「アップルミント」「マンゴー」「カルピス」の5種類を販売。

 それ以外にも豆乳とフルーツを組み合わせた「フルーツ豆乳スムージー」(4種類/680円※税込み、以下同)、台湾茶に八種の素材(薔薇花、菊花、クコの実、莫大、龍眼、サンザシ、白きくらげ、なつめ)をブレンドした「八宝茶」(800円)などのドリンクを販売。また台湾で人気の軽食も豊富にそろえている。

 Zenのメニュー構成はドリンク中心で、カフェから軽食まで幅広い。同じ台湾カフェでも、トレンドスポットど真ん中で幅広いメニューを提供する同店は、下町の路地裏からスタートしてシンプルなメニューを提供する鮮芋仙とは真逆の戦略といえる。

バタフライピーのハーブティーにカルピスを加えた「バタフライピー」 (700円)。カルピス(左)、アップルミント(中央)、ローズマリーオレンジ(右)と種類によって色のグラデーションが変わるのが面白い
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自家製チャーシューと高菜をパンで挟んだ台湾風ハンバーガー「クワパオ」(450円)
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(文/桑原恵美子)

日経トレンディネット 2017年5月12日付の記事を転載]