スマホ側のバッテリー消費は?

 最後に、スマートタグで重要なポイントとなる「スマホのバッテリーへの影響」をチェックする。Bluetooth接続に加えて位置情報の取得にも利用するため、製品によっては思いのほかスマホのバッテリーを消費するからだ。

 今回、スマホのバッテリー消費量を複数回測ったところ、MAMORIOを接続した状態では、バッテリーは3時間で約1%減る程度だった。仮に1日の活動時間を15時間とすれば、単純計算で1日約5%の減少となる。もちろんこれは端末の状況によって変わってくる値だが、Qrio Smart Tagは同条件で測ると3時間で2%前後減少したので、他製品と比べて同等以上の性能といえそうだ。

 一方で、MAMORIO自体の内蔵電池は製品仕様で「約1年間」となっている。ただし、ひとつ気を付けたいのはこの内蔵電池が交換できないということ。つまり、MAMORIOは「使い切り品」となるため、電池を自分で交換できるQrio Smart Tagと比べるとそこはウィークポイントに感じた。いざというときに電池切れでは意味がないので、購入・利用にあたっては注意しよう。

電池交換ができない仕様のサポートとして、MAMORIO社では利用開始から180日(6カ月)以上経過したMAMORIOを、定価の半額で新品と交換してくれる「OTAKIAGE」というサービスを用意する
電池交換ができない仕様のサポートとして、MAMORIO社では利用開始から180日(6カ月)以上経過したMAMORIOを、定価の半額で新品と交換してくれる「OTAKIAGE」というサービスを用意する
[画像のクリックで拡大表示]

 そのほか、MAMORIOでは「MAMORIOあんしんプラン」というユニークなサービスも用意している。これは、MAMORIOを取り付けた財布やカギ、バッグ、電子機器を紛失したり盗まれたりした場合に費用を補償してくれるというものだ。

 増木氏は「ハードウエア的な機能を追求するのではなく、サービスで安心感を生み出そうと考えた。企業の方向性を象徴するサービスだ」と話す。また、IoT化によって客観的なデータが取得できたからこそ、保険会社もリスク計算が可能となってサービスが実現できたとのこと。これまでに培ってきたノウハウも欠かせない要素であり、「他社が一朝一夕でできるサービスではない」と泉水氏も自信をのぞかせる。

「MAMORIOあんしんプラン」の利用料金は、1デバイス当たり年1000円。保険会社との協業で対応するため、MAMORIOを付けた製品に応じて最大3万円または2万円まで補償してくれる
「MAMORIOあんしんプラン」の利用料金は、1デバイス当たり年1000円。保険会社との協業で対応するため、MAMORIOを付けた製品に応じて最大3万円または2万円まで補償してくれる
[画像のクリックで拡大表示]

次ページ お守り感覚で付けてみよう