電車内で落とした場合にも……

 自分のMAMORIOを紛失した場合には、別のMAMORIOユーザーのスマホから位置情報を取得できる「みんなで探す(クラウドトラッキング)」機能が利用できる。これにより、最後に記録した場所でMAMORIOを付けた落とし物が見つからなくても、別ユーザーが自分のMAMORIOの近くを通ればおおよその位置情報を確認できる可能性があるわけだ。

 これは当然、MAMORIOのユーザー数が増えれば増えるほど見つかる可能性は高くなる。逆に、ユーザーが少なければなかなか恩恵にはあずかれない機能ともいえるだろう。

 今回、東京・池袋駅のコインロッカーにMAMORIOを放置してみたところ、その日のうちに1回通知を受けることができた。すぐに見つかるわけではないものの、都市部で人通りの多い場所であれば、見つけてもらえる可能性はかなりあると感じた。

MAMORIOを紛失した際に表示される「みんなで探す」ボタンからクラウドトラッキングが利用可能になる(左)。誰かが発見すると、通知が届いてその位置を確認できる(右)
MAMORIOを紛失した際に表示される「みんなで探す」ボタンからクラウドトラッキングが利用可能になる(左)。誰かが発見すると、通知が届いてその位置を確認できる(右)
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 なお、MAMORIO社では、交通機関の紛失物センターなどに専用アンテナを設置し、MAMORIOの付いた落とし物を発見できる「MAMORIO Spot」の拡大を進めている。すでに東急電鉄や相模鉄道、高島屋横浜店などで設置が始まっており、今後さらに増加していく予定だ。

 このサービスのポイントは、特定の場所に専用アンテナを設置することで、そこに集まった忘れ物や落とし物をすべて探索対象にできる点にある。「ユーザーを増やしてクラウドトラッキングのカバー面積を増やすことは大事だが、落とし物の集積地をカバーすることで、より多くの落とし物を効率的に発見できるようになるだろう」(MAMORIO最高執行責任者の泉水亮介氏)。

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