注文は「店舗へ電話」からポータルサイトへ

ネットからの注文を待っているフードコートのデリバリー係

 フードデリバリーのことを、中国では「O2O(Online To Offline)外売」または単に「外売」と言うが、フードデリバリー自体は以前からあり、ケンタッキーフライドチキンやピザハット、吉野家などのファストフード店ほか、大学内外の食堂などでも電話注文を受け付けていた。今どきのフードデリバリーは、ポータルサイトで店舗を選択して配達してもらうネット注文が特徴だ。

ファストフード店はネット注文に加えて電話注文もOK

 使い勝手は百度外売も美団外売も餓了meも似たようなもので、飲食店の口コミサイトのように、和食や洋食、各種中華などのジャンル別に、価格や評価、予想配達時間で並べ替えることができる。多くの店舗は実店舗と同様の価格設定をしているが、デリバリーしてもらうには一定額以上の注文が必要で、数百円程度の配達料が上乗せされる。

 当初はフードデリバリーに何の規制もなかったため、既存のレストランや食堂だけでなく、個人で料理を出前する人もいた。しかし現在では、食の安全への配慮から、ライセンスが必要となっている。餓了meではネットワークカメラを契約店舗に配置し、いつでも厨房の様子を見られるようにするなど、手探りながらもサービス改善の試みが行われている。

複数のポータルサイトからの注文に対応している食堂