田辺氏~ローソンのハンバーグは肉々しくて“しずる感”がある

田辺晋太郎氏
音楽プロデューサー・MCとして活躍する傍ら、食のコンシェルジュ協会代表理事を務める。ムック本『焼肉の教科書』を監修するなど特に食肉文化に造詣が深く、「肉のマイスター」として広く知られている。4月29日~5月5日に東急百貨店東横店で開催されるイベント「第2回 〈生〉地ビールでがっつり 肉グルメ博」も、昨年の第1回に続きプロデュース

 音楽プロデューサーでありながら、“肉のマイスター”としてメディアでも活躍する田辺氏に実食をお願いした。セブン-イレブンとローソンのハンバーグ弁当を食べた感想は以下の通りだ。

■セブン-イレブン
 「ハンバーグは箸ですっと切れるほど軟らかい」と田辺氏。「挽き肉は細引きで食べやすい」としながら、「つなぎが多く、肉感がそこまで強くない」という。ソースの味については、「ガーリックソースとデミグラスソースの中間でしっかりとした味付け」と高く評価するも、肉の味がやや弱いこともあり「ハンバーグだけを食べるとソースの味が勝ちすぎている」とコメント。しかし皮付きのじゃがいもと、炊き立て感のある軟らかめのご飯は好印象と話し、「お皿に盛り付けたら弁当とは分からない」と、全体的には良くできていると感想を述べた。

■ローソン
 ハンバーグは「ちょっと硬めで肉々しさがある」とお気に入りの様子。ソースについても「ガーリックが利いていてがっつり系。ご飯もすすむ」とコメント。そのご飯は「しっとりしていてハンバーグとの食感の違いが楽しめる」と話し、副菜のじゃがいもは「少しパサついているけど、皮付きで丸ごと&ブラックペッパーがかかっている点はいい」と好印象。マカロニグラタンはあまり評価を得られなかったが、「ハンバーグはセブン-イレブンよりおいしい」と話し、全体的に「ポジティブシンキングで作られたハンバーグ弁当」と田辺節で高く評価した。

■総評
 「ローソンはハンバーグ自体がすごくおいしかった。肉々しくてしずる感がある。ただトータルバランスでいうと、楽しいけど成熟していない感じ。荒々しさがすごくあって、これからの進化に期待できるハンバーグ弁当です。逆にセブン-イレブンのハンバーグは味にイヤミがなく、誰が食べてもおいしいと感じる仕上がり。その分面白みが少なく、肉の味にパンチがないのでソースが勝ってしまうという欠点があります。とはいえ、どちらもクオリティーが非常に高い。ハンバーグもご飯もレンジアップするだけでできたて感があって、コンビニの企業努力と技術の進歩をとても感じるお弁当です」